【長期】タマサート大学 協定校認定留学(英語コミュニケーション学科 A.Sさん)◇タイ

【長期】タマサート大学 協定校認定留学(英語コミュニケーション学科 A.Sさん)◇タイ

留学種別:長期
エリア:タイ
留学期間:2014年度後期
参加プログラム:タマサート大学 協定校認定留学
夏季ロイヤルローズ大学海外インターンシップは週4回の現地企業での就業体験と、週1回の面談、ロイヤルローズ大学での講義で編成されている3週間のプログラムです。講義を通じてカナダの職業観やビジネス英語?ビジネスマナーを習得し、実際の就業体験とその後の成果発表プレゼンテーションを通じてビジネススキルを養います。
10年前、私が小学校4年生の時に父の仕事の関係でタイに3年間住んでいたことがありました。その頃はタイという国に対してあまり良い印象がなく、とにかく早く日本に帰国したいと思っていました。しかし、中学校入学と同時に日本へ帰国した際、タイという国が私にもたらした変化がどれだけ大きいかということに気がつきました。例えば、大の人見知りだった私が少し社交的になり、英語を全く話せなかった私は、少しわかるようになり、さらには英語という言語に興味をもつようになりました。そんな変化をもたらしてくれたタイに今の私が何を感じるのかを実際に感じてみたいと思ったこと留学を決意した大きなきっかけです。
目的としては、文化、社会状況や言語を含めたタイについての理解を深めること、そしてタイから日本という同じアジアの国がどのように見えているのかということをタイ人の目線から見てみること。という2つがありました。
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タマサート大学の授業について

タマサート大学では「Thai Studies」という留学生向けの学部に所属しました。タイについて英語で学ぶことのできる学部です。同じクラス内にタイ人が少なかったため、学校では英語を話す機会の方が多かったように思います。

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[左:大学のキャンパスはワットプラケオ(王宮)の近くにある  右:授業のフィールドトリップで訪れた国立博物館]
 
タマサート大学での授業は学部にもよりますが1コマが3時間もあります。9:00-12:00までと13:00-16:00までです。途中に休憩こそありますが、同じ先生に同じ内容、しかも英語で行われる講義を集中して聞き続けることは容易ではありませんでした。
 
私の受講したクラスは、講義スタイルの授業が多かったです。しかし、どの授業を受講しても、必ず一回はField tripがありました。例えば、「Art and Architecture in Thailand」の授業では、バンコクからバスで2時間ほどのところにあるアユタヤに行ったり、「Society and Culture of Thailand」では王宮の普段は入ることのできない場所を見に行ったりしました。

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[ 左:授業のフィールドトリップで遺跡の街アユタヤへ   右:アユタヤの水上マーケットはバンコクのものとはまた違った風情]
 
私の受講した授業の担当の先生の英語は訛りも少なく、先生方の話す講義内容の70パーセント程度は理解できていました。どの先生も優しすぎるくらいで、バリバリ勉強しているという感じではなかったです。物足りなさを感じた授業もありました。ただ、課題はとても多かったです。それと、先生方もタイ人らしい時間感覚なのか、テスト範囲が3日前に発表されたり(しかも範囲がとても広い)、課題について不明瞭だったりすることがあり、混乱することもありました。
 
タマサート大学では授業でもFacebookなどのSNSを利用していました。
例えば、履修した授業のひとつ「Art and Architecture of Thailand」では、Facebookで履修生のグループがつくられ、先生が授業で使ったPower Pointが共有されます。そのPower Pointを使って復習をして、次の授業の小テストに備えました。不明点があればそのグループで先生に質問もできますが、先生の回答が遅く他の学生がわかる範囲で教えてくれることもよくありました。授業の成績を学生番号だけでなく名前も含めて公開してしまうオープンさには驚きました。

タイを学ぶ。もっと学ぶ。

授業のある日は基本的に勉強をしている時間がほとんどでした。タマサート大学の授業後には自主的にタイ語の語学学校に通っていました。大学からボートと電車を乗り継いで1時間ほどのところにある学校で、毎日3時間タイ語を学んでいました。その授業が終わって、家にまっすぐ帰ったとしても、18時頃になります。