【短期】アルカラ大学スペイン語研修（心理学科H.Uさん）

留学種別：短期
エリア：スペイン/アルカラ
参加時期：2024年度春季休暇中

参加プログラム：アルカラ大学スペイン語研修スペイン?マドリード自治州にあるアルカラ大学は、1499年にシスネロス卿によって創立されたヨーロッパ最古級の大学として知られています。本研修はアルカラ大学附属のスペイン語研修機関「アルカリングア」でのスペイン語集中講義と、多くの美術館訪問?周辺観光を通じてスペインの文化と歴史に触れるプログラムです。

本プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

高校生の頃から留学に興味があり、大学生のうちに一度はその経験をしてみたいと考えていました。大学では第二外国語としてスペイン語を学んでおり、ちょうどその中で本プログラムの存在を知りました。このプログラムは、英語圏の留学のような語学力の制限がなかったこともあり、自分にとって挑戦しやすく、実践的な学びができると感じ、参加を決めました。また、留学では、現地で実際に使われているスペイン語を学び、語学力を向上させることに加え、アヒージョのようなスペインの食文化や、フラメンコなどの伝統文化を本場で体験し、理解を深めることを目的として参加しました。

留学前にどんなことを感じましたか？また事前準備などについて大変だったことはありますか？

留学前は、勉強面でどの程度まで準備しておくべきか分からず、不安を感じていました。そのため、大学の授業で使用した教科書や資料を見直すなどして、基礎的な知識の復習に取り組みました。また、荷物の準備も思った以上に大変でした。洋服やパジャマを何枚持っていけば足りるのか、シャンプーやボディソープなどの日用品をどれくらい持って行くべきか、なかなか判断がつかず、荷造りに時間がかかってしまいました。

授業内容について教えてください。

授業は全部スペイン語だったので、正直かなりついていくのが大変でした。でも、先生がジェスチャーを使ったり、単語や動詞を何度も繰り返してくれたりして、分かりやすく伝えようとしてくれました。また、先生自身も自分のことを気さくに話してくれるフレンドリーな方で、話しかけやすくすごく安心感がありました。アクティビティでは、ショッピングモールの案内やチーズとお酒を楽しむチーズセミナー、フラメンコ鑑賞といった体験から、プラド美術館などの有名な美術館巡り、王宮の見学、トレド観光まで、スペインを幅広く楽しめる内容がたくさんありました。今回のスペイン語研修は参加者が10人と少人数だったこともあり、残念ながら開催されなかったアクティビティもありましたが、3週間という限られた時間の中で、スペインのさまざまな魅力を知ることができて、本当に貴重な経験になりました。

特に印象に残っていることを教えてください。

バルやレストランなどの食べ物が特に印象に残っています。斜め切りしたフランスパンにチーズやお肉などをのせるピンチョスと呼ばれる料理や、スペインの代表的な料理であるパエリア、エビのアヒージョ、チュロスなど、とても美味しかったです。どれも魅力的な味ばかりで、「もっと早くからいろんなお店をまわっておけばよかった…」とちょっと後悔してしまうくらいでした。

現地での生活（滞在先、授業以外の生活全般など）について教えてください。

私は大学寮に滞在していたのですが、学食ではこれまで食べたことのない味つけや、初めて見るような料理がたくさんありました。自分で好きなメニューを選ぶことができたので、毎日の食事がとても楽しみでした。寮の部屋は2人部屋で、私は同じプログラムに参加していた他大学の学生と一緒になりました。同じ寮に住んでいる学生やルームメイトとは自然と交流が生まれ、すぐに仲良くなることができたので、大学寮に滞在できて本当によかったと感じています。寮内には談話室があり、最終週には研修に参加した仲間たちと、ビリヤードやテーブルサッカーで夜通し遊ぶなど、大学生らしい楽しい時間を過ごしました。
また、留学中に体調を崩してしまった際には、引率の方が病院まで付き添ってくださるなど、手厚いサポートを受けることができました。そうした対応のおかげで、不安を感じることなく安心して現地での生活を送ることができました。

今回の留学で一番自分なりに成長したと思う点、変化したと思う点は何ですか？また、今後取り組んでいきたいことなどがあれば教えてください。

語学力は確実に伸びたと感じていますが、それ以上に、分からないことに直面したときの向き合い方が変わったのが大きかったです。授業で先生の話が理解できず焦ったり、「自分だけが取り残されているんじゃないか」と不安になったりしましたが、最終的にはテストも乗り越えることができ、あまり思いつめすぎずに「大丈夫、どうにかなる」と思えるようになったのは、自分にとって大きな変化でした。
これからは、スペイン語技能検定やDELEなどの資格にも挑戦して、さらに語学力を高めていきたいと思っています。

これから留学を目指す方へ、アドバイスや激励のメッセージをお願いします。

テスト前日?当日、そして帰国日を除けば、平日の授業後や休日にはほぼ毎日アクティビティが用意されており、非常に充実した3週間を過ごすことができます。アクティビティへの参加は任意なので、自分の体調や予定に応じて無理なく調整できる柔軟さも魅力のひとつです。また、これまで関わる機会のなかった他大学の学生とも交流することができ、視野が広がるとともに、自分の価値観を見つめ直す貴重な機会にもなりました。

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